今回は現役SEの私が新入社員または未経験でSE・プログラマーになる方向けにオススメの書籍を紹介したいと思います。
「未経験でSEとして配属され不安・・・」
「4月から新社会人となったが、お金や仕事のことがイマイチわからない・・」
そんなお悩みを抱えたアタナに、プログラムやパソコン関係以外にも、お金やビジネスに関する本を紹介したいと思います。
今回紹介する書籍は、もし私の下に後輩が入ってきたら?もし自分が新入社員だったころに渡せるとしたら?というコンセプトで選んでみました。
紹介する本はいずれも初歩的な内容なので、特に新入社員・未経験の方にオススメできる内容になっていると思います!
おすすめ本10選!
お金・税金関連のおすすめ本 3選
まずはお金・税金関連です。
正直プログラミングやSE系のことよりもこれらのことを最初に勉強しておけばよかったと本気で後悔しています。
特に税金は国民の義務であるにも関わらず、義務教育では教えてくれません!!
義務教育でプログラミングを必修化する前に税金を義務教育にすべきだと思います。
ここにあげた本はSEというよりすべての新入社員へオススメしたい本になっています。
お金の大学 一生お金に困らない5つの力が身につく実践型ガイドブック
個人的バイブルに認定の一冊。
お金に関する様々な知識が網羅されています。
特に本書の半分を占める「貯める」編では、税金、保険、家賃など、知らないことでいかにおカネを無駄遣いしていたかということに気付かされます。
この本を読んでおカネに関する知識を深めれば、ニュースやテレビ番組などがいかに年金や保険に関して不安を煽ってきているかということがわかりました。
本書にも書いていますが、日本の社会保険は世界最強レベルで民間保険は一部を除きほぼ不要であることがわかります。(もちろんすべての民間保険が不要というわけではありません)
またまた年金については受給額が減ったり、もらえなくなるというニュースをよく耳にしますが、これらの内容が的はずれであることもわかります。
そうとも知らずに高い保険料や年金を未納しているということは、非常に損をしているわけです。
本書を読めばそれらのオカネの疑問に答えてくれるだけでなく、老後への備え方やオカネの考え方など、様々な知識を得ることができます!!
大学生や高校生、社会人など、オカネに関して学習する機会が無かったすべての人にオススメの一冊です。
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
本書は初版から90年以上前から読まれている間違いない名著。
本の内容は、古代に栄えた都市バビロンの一番の大富豪が、いかにしてその富を得たかについて書かれています。
何千年も前の話で、現代には当てはまらないのでは?と思われるかもしれませんが、全くそのようなことはなく、現代社会においても通用する方法ばかりです。
本書は全9章から成り立っており、短編小説集のような感じで読むことができます。
本書の中で語られる内容は、収入の10分の1を貯めよ、お金を信用のできない物に使うな、稼いだお金に働かせよ、などごくごく当たり前のことですが、なかなか実践できている人はいないのではないでしょうか。
(リベ大で言うところの、貯める力、守る力、増やす力ですね!!!)
古い本だからと読みにくこともなく、それぞれの章が短いので短編集のようにサクッと読むことができると思います!
ちなみに、過去に漫画版を読んだことがありますが、絵があまりきれいではなく途中で読むのをやめてしまいました(^_^;)
金持ち父さん・貧乏父さん
「どうやったら金持ちになれる?」と疑問を持ったら最初に読む本 (帯から引用)
お金に関する本で調べたら間違いなく紹介される本だと思います。
私のように普通の教育を受けてきた人間にとって、大きく価値観を揺さぶられる本となりました。
著者のロバート・キヨサキ氏はタイトル通りの2人の父親に育てられたそうです。
一方の父親は複数の大学で教育を受けどの学校でも優秀な成績をおさています。
もう一方の父親は高校すら卒業していません。
受けた教育が全く正反対の2人の父親ですが、お金に関しての教えも対極的でした。
2人の父親のどちらが金持ち父さんか、貧乏父さんか、ぜひ本書を読んで答えを知ってください!
プログラミング・SE関連 4選
リーダブルコード
より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
特にプログラマーになるであろう人に読んでほしい一冊。
どのようにコードを書けば読む人にわかりやすく、バグを見つけやすくなるか、というテクニックについて書かれています。
SEをやっていると、他人が書いたコードを見る機会や、逆に見られる機会が多くあると思います。
自分ではわかりやすく書いたつもりでも、読んだ人からすればわかりにくかったり、誤解が生まれたりすることは多くなってきます。
未経験者が読んでもピンと来ないことがあるかもしれませんが、ある程度経験を積んだあとに読むといろいろと納得がいく一冊です。
まずは内容が良くわからなくても一通り読んでおき、コーディングに行き詰まったときにアイデアを探すために読み直すのも良いと思います。
私は会社の机の上に置きいつでも読めるようにしているくらいお気に入りの一冊です。
また面白い挿絵が多く、コードの例も載っており非常に読みやすいのもポイントです。
教養としてのコンピュータサイエンス
コンピュータ世界について大きく「ハードウェア」、「ソフトウェア」、「コミュニケーション」の観点から解説された本。
コンピュータ全般の話について、1章がハードウェア、2章がソフトウェア、3章がコミュニケーションとなっています。
いずれの章についてもそれらの歴史的背景から解説されており、私自身ある程度知識を持っているつもりでしたが、非常に得るものが多い書籍でした。
ページ数が多く、初心者が読むには少しハードルが高いかもしれませんが、コンピュータに関して幅広い知識を得ることができるので、読んでおいて損の無い一冊です。
基本情報技術者試験をこれから受けるという方が、前提知識を身につけるのにも良いと思います。
チーム開発実践入門
チームで開発を行う際に利用するツールとその利用方法についてまとめられています。
1つの製品を開発する際、複数の関係会社に渡り、大人数で開発することも多々あります。
そのような際の連携や進捗管理などをエクセルのようなファイルで管理していては、とても効率が悪いです。
現在の開発では、様々なツールが利用されており、それらのツールのメリット、効率的な利用方法について学ぶことができる一冊です。
会社によっては社員教育などで教えてくれたり、配属後に業務を通して教えてくれるかもしれませんが、紹介されているツールが豊富なので、きっと会社で導入されていないツールについても知ることができると思います。
ちなみに私の会社ではほとんど導入されておらず、前時代的な管理で開発が進められております。
\(^o^)/
プリンシプル オブ プログラミング
コーディングのお作法に関する一冊。
内容は上記で紹介したリーダブルコードよりももう一歩踏み込んだ実践的な内容になっています。
101の原則に対し「どういうこと?」、「どうして?」、「どうすれば?」が解説されています。
リーダブルコードよりも内容が固めで、またコードの例も少ないのでどちらかというと、「初心者から抜け出すための一冊」といったところでしょうか。
ある程度のコーディングの経験をもった上で読むとレベルアップできる一冊だと思います。
ビジネス・教養 3選
FACTFULNESS
世界の見方を大きく変えてくれた一冊。
人間には10の思い込みがあり、その思い込みのせいで世界を正しく見れていません。
本当は全く危険ではないのに危険だと思いこんでしまったり、世界はどんどん悪くなっていっていると思い込んだり・・・
実際はそのようなことは無いのですが、報道の方法や我々の本能により上記のような思い込みが発生してしまします。
本書ではそのような思い込みから脱却するため、国連や公的機関の実際のデータを提示し、いかに人間が思い込みに左右されているかを解説してくれています。
読んだ後は間違いなく世界の見方が変わる一冊ですので、新入社員と言わず全人類に読んでほしい本です。
ちなみに本書冒頭に13問の問題が出題されます。A・B・Cの選択式なのです適当に選んでも三分の一の33%は正解することになります。
仮にチンパンジーに受けさせたら、適当に選ぶので33%の正解率になるはずです。このことから本書中では冒頭の問題のことをチンパンジーテストと読んでいます。
はたして人間の正解率はどの程度だったでしょうか?衝撃的な結果でしたのでぜひ本書を読んでお確かめください。
仕事は楽しいかね?
ある日空港で足止めを食らってしまった男性が、たまたま居合わせた老人に話しかけられるのですが、実はその老人は・・・・というお話。
数々の実業家たちが課題を解決したエピソードや、彼らの思考について多く紹介されています。
正直新人や後輩ではなく、上司に読んでほしい本でもあります。
なにか問題が起こったとき、どのように改善するか、またそれをチャンスに活かせるかどうか、この本ではこのようなことを考えさせられました。
私が管理職や部下を持つ立場になったら再度読み返したい一冊です。(管理職になるような年齢の前にはFIREを決めたいところではあります・・・)
夢をかなえるゾウ
ビジネス・教養枠に入れるのは少し悩みましたが、ぜひオススメしたい一冊なのでこの枠に入れました。ビジネスと言うよりは自己啓発本に近いです。
ある若者が目を覚ますと、目の前にゾウの顔を持った神を名乗る人物(神?)が現れます。
そのゾウ(神?)が言うにはこれでに数々の偉人と呼ばれる人間を育ててきたというのです。(しかもなぜか関西弁で)
そこから若者は神の課題に従い修行に励むのですが、神の与える課題というのが靴を磨いたり、トイレ掃除をしたりと、どうも仕事に無関係に思えることばかりで・・・という内容です。
偉人を育ててきたというだけあって、非常に多くの偉人に関するエピソードが載っているのも特徴です。
またこの本は小説仕立てで書かれており、非常に読みやすく、泣いて笑えて、最後まで一気に読める本でした。
ビジネス関連の本ばかり読んでいて気分を変えたいときにピッタリな一冊だと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
他にも紹介したい本はたくさんあるのですが、今回はキリよく10冊にまとめてみました!
また別の記事ではジャンルごとや、1冊の本について深堀りした記事についても書いていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント